私はこの言葉が一番よくテルミーのことを表していると思います。でも、それだけでは具体的なイメージがわからないですよね。
テルミーを人に説明するとき、私がよく使う言い方をすると
「温熱療法の一種で、薬草でできた線香に火を着け、細い2本の金属管に入れて、全身を摩擦したり、押さえたりしてぐりぐり刺激します」
「お灸と鍼とマッサージを足して割ったのみたいかなー」
という感じになります。もちろんこれは大雑把な表現ですが、まだイトオテルミー療法は一般的に知名度が低いので、まず最初にそんな風に話して理解してもらっています。
テルミーをかける方の体格や体質によって、それぞれに適正な刺激を与えます。
また特定の症状に応じた(例えば、眠りが深くなるテルミーや、目がシャキッと開くテルミーなどの)施術方法もあります。
人間の身体は一つに繋がっているので、肩こりでも足の治療が必要なことがありますし、膝の痛みでも背中、腰など全身を治療することもあります。痛みの出ていない所にも『滞り』がある場合が多いのです。
例えば肩こりで治療に来られて、テルミーしてみると腰、背中、肩甲骨がこっていたりします。また、どこも悪くないと思っている方でも、テルミーをかけてみると、"こり"や痛みになる前の段階の『滞り』があったりもします。ですから、定期的にテルミーすることによって様々な病気や怪我の予防にもなります。